ぽん酢は、柑橘果汁に酢やしょうゆを加えた調味料です。
地域によって配合が異なり、関西では昆布や鰹節のだしを加えた「関西風ポン酢」、九州では柚子胡椒を加えた「九州風ポン酢」など、地方色豊かな変化を見せます。
また家庭ごとにも「我が家のポン酢」があり、代々受け継がれる秘伝のレシピも少なくありません。
日本では昔から鍋物や冷奴の定番として親しまれてきました。柑橘の爽やかな酸味と醤油の旨味が絶妙なバランスで融合するこの調味料は、日本の食文化において独特の地位を占めています。

市販されている一般的なぽん酢に、「ツンとした後味が苦手だな」と感じる方も少なくないかもしれません。でも、宝塚つつじガ丘のぽん酢は違います。
最大の特徴は丁寧にひいた一番出汁をベースとした、深い旨味とまろやかな味わいです。
今回ご紹介する「すっきりさん」は、さわやかな酸味とふわっと出汁の香りを感じ
料理の邪魔をせず、食材のおいしさをグッと引き立ててくれる名脇役です。

宝塚つつじガ丘のぽん酢は、宝塚市つつじガ丘で和文化を愉しむ庵「狐白軒」を営む吉田道呼さんが、生産者の顔の見える素性確かなものだけを厳選して手作りされています。
ベースは天然羅臼昆布と熟成を重ねた本枯れ節の一番出汁。
醤油、みりん、米酢は国産材料を伝統製法で醸造したもの。
国産のすだち、ゆこう、ゆず、かぼすをブレンドした柑橘果汁。
調整役としてほんの少しの塩とてんさい糖。
化学調味料や保存料を一切使用せず体に優しい自然の材料だけで作られているため、素材本来の風味を引き立てます。
そして、大量生産ではなく、一つひとつ心を込めて作られるからこそ、味に深みが生まれるのでしょう。
「おいしいぽん酢を届けたい」そんなやさしい想いが伝わってくる一品です。

やっぱり鍋料理には、「すっきりさん」が大活躍。特にシンプルな昆布だしの水炊きに、このぽん酢を付けると素材の旨みが引き立ちます。鶏肉のジューシーさと「すっきりさん」のさっぱり感が絶妙なハーモニーを奏でます。

冷奴やチーズなど淡白な定番のおつまみにかけるだけで、料亭の味わいに。急な来客や遅く帰ってからの晩酌にぴったり。

野菜炒めや肉炒めの仕上げに少量加えるだけで、料理の味がグッと引き締まります。さっぱりとした後味になり、いくらでも食べられる味わいに。

「すっきりさん」に少量のオリーブオイルを加えれば、あっという間に和風ドレッシングの完成です。レタスやトマト、キュウリなどの野菜サラダはもちろん、蒸し鶏やシーフードを使ったサラダにもぴったり。